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札幌-大阪

一昨日の札幌でのエコデザインアワードも無事審査が終了。残念ながら今年は大賞なしという結果に….。ただ各賞の受賞作の中には興味深い考え方もありました。ひとつ目を魅いたのは廃材できた貯金箱で心を動かされました。その後中村好文さんとのトークライブまでの合間に、地元の建築家赤坂さんの自邸を拝見。札幌から車で15分程の立地ですが森の中に囲まれ、静かな佇まいのとても良い住宅でした。夜のトークライブも久しぶりに中村さんと話も出来、愉快な会になったのではないかと思います。さて翌日は大阪に移って「灯しびとの集い」に行く予定が台風の影響で中止。飛行機のチケットの変更ができず、札幌から大阪経由で帰ってきました。すでに台風は通り過ぎましたので本日31日は開催されます。

灯しびとの集い 2010

昨年から始まった大阪のクラフトフェア「灯しびとの集い」が週末に行われます。昨年に引き続き参加作家さんの選定委員をさせて頂き、昨年と同様に質と個性に溢れた「欲しい!」と思うクラフトが集るはずです。僕も土曜日に札幌から駆けつけます!
■灯しびとの集い
2010.10.30日(土)-31日(日) 
10:00-16:00 / 雨天決行
大仙公園催し広場(大阪府堺市堺区)
JR阪和線百舌鳥駅より徒歩5分

デザイナーの舞台裏

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「それは、28年前のツリーハウスから始まった」というはじまりのチラシが届きました。学生時代の恩師である建築家の中村好文さんと札幌でトークセッションを行ないます。30年近い付き合いなもので今更トークセッションと言っても気恥ずかしいのですが…..。
札幌では週末からSAPPORO ECO DESIGN EXHIBITION 2010が行なわれます。今回このイベントには中村さんとのトークセッションの他に「一緒に暮らしたい道具展」に新作を出品。エコデザインコンペ2010では審査員と沢山の役割をいただきました。
■デザイナーの舞台裏
中村好文+小泉誠のはなし
2010.10.29(金)
18:30-20:00
さっぽろテレビ塔2Fホール
札幌市中央区大通西1丁目大通公園
参加費/1,000円(学生500円)定員200名
主催/SAPPOROエコデザインプロジェクト事務局
問合せ/011-219-3988

VANAGONからGOLF WAGON

7年前「こいずみ道具店」を始める前の話ですが、いろいろなところで祭りの出店のように「出張こいずみ道具店」を行っていた。もちろん商品は車に詰めて現場まで。そんな仕事が多かったため、大きな車が必要になりVWのVANAGONを中古で買った。この車はvanとwagonを合わせたという名前からも分かる通り荷物が沢山入る。ただ難点は、車体も大きく運転がとてもしにくいためにスタッフも運転が出来ず、どんなに遠い現場でも一人で運転をしなくてはならなかった。そんなVANAGONも雨が漏り、ヒーターが壊れ、窓が閉まらなくなりと、この冬を越す自信がなくなった…..。さて、新たな車を探しても全く欲しいものが無い。結局2004年製のVWのGOLF WAGONになった。程々の性能とさり気ないながらもカッチリとしていて、ドイツデザインの心意気が残っている。ただ2005年以降のVWはユーザーに媚びた情けないデザイン。この車も7-8年は乗れると思うがその後、欲しい車に出会えるかどうか不安で一杯だ。

いわむらかずお絵本の丘美術館

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ある絵本作家の仕事をすることになり絵本の美術館を見に行ってきました。「いわむらかずお絵本の丘美術館」は立川新庁舎の設計者で内部の家具デザインに声を掛けていただいた野沢正光さんの設計で、栃木ののどかな丘の上に建つ小さな美術館。アプローチの先にはアケビのまとわるキャノピーがあり、その先に小さな入口がある。内部は家のスケールを感じる。なによりも外部の計画がとてもよく、無造作に見えるように計画された木々や花に蝶や虫が舞い、いわむらかずおさんの絵本の世界が広がり、いまにも14ひきのねずみ達が飛び出てきそうだった。帰りにアケビをいただき帰路につく途中ふと感じたのは、ここでは「建築」を感じなかったこと。作家と作品と環境とを結びつける役目として本来の建築の姿を見たような気がする良い美術館でした。

翼の王国/10月号

全日空機内誌「翼の王国」10月号のコラムは「石」のはなし。数年前に富山県小見地区のコミュニティーセンター(設計/広谷純弘)のための石ころで出来たフックの話です。このコミュニティーセンターは地域の人たちの「みんなの家」となるよう計画され、富山の貫場さんと共に地元の小さな小学校の生徒全員とワークショップを行い建築の部品をつくりました。自分たちがつくった部品が取付けられたコミュニティーセンターは、小学生の皆にとって「自分の家」になったようです。

縄文杉

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木に関る仕事をしていて、いつも気になっていた屋久島の「縄文杉」にようやく会いに行けました。縄文杉は樹齢3.500年〜7.000年とかなり大雑把なところも気にる。朝4時半に宿を出発して登山開始が6時でまだ真っ暗、本格的登山未経験で運動不足の状態なので、かなり無謀な挑戦でした。トロッコ軌道の緩やかな坂道を2時間半、その後先の見えぬ急階段や石垣を昇り、出発5時間後に「縄文杉」になんとか到着。ともかく杉の姿ではなく化石化した異様な物体が生きているという凄まじい姿。縄文杉以外にもこの一帯全てが緑色の苔に包まれ、疲労も重なってか霞の中を歩いているようでした。結局10時間歩き続けてなんとか帰還。今年は塩田体験に縄文杉体験と節目の年に良い苦行が出来ました。

ゼミ合宿+取材

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週末はゼミ合宿で徳島の工房巡り。宮崎椅子製作所では最先端のNCルーターを見て皆目が点に。いつも説明はしていたものの、実際のNCの立体的な動きを見る事で先端技術とデザインの接点を感じてくれたのではないかと期待しています。テーブル工房kikiでは、ゼミの最初の課題である「面定規」にレーザーで名入れ加工。(面定規は「目」で寸法を測るのではなく「手」で寸法を見る道具)名入れは各自自分のロゴデザインを持ち込みkikiのスタッフがレーザー加工をしてくれます。今回はこの面定規の物語を全日空機内誌の翼の王国のコラムにするための取材も兼ねて長町ライターと村角カメラマンも同行です。名入れの後はkikiさんからのサプライズワークショップ。一枚の桜の無垢板が登場して14名のゼミ生がまな板づくり。先日の銀座目利き展で行ったように無垢板の部位を目利きして部取りをしてもらうい、案の定「節」「皮」など個性的な部位を争うように部取るのですが、結果は「木に負けた!」というモノがほとんど。こちらも最先端技術とともに良い経験だったと思います。そして夜は名物「鳥鍋」「たこ焼き」「鳴門うどん」と深夜までゼミ活動が続きました。宮崎さん、kikiさん、ありがとうございまいました。

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国立はまだまだ暑い日が残り今日もエアコンの除湿をかけるくらいです。そんな中、設計した家のご主人がつくった「栗の渋皮煮」を頂いたり、岐阜の木工所から段ボール一杯の「栗」がとどいたりと、口の中は秋一杯です。皆さんありがとうございます。明日からはゼミ合宿とワークショップを兼ねて徳島入りです。そして来週は遅い夏休みをいただきますので「こいずみ道具店」はお休みさせて頂きます。

備後デザインサロン

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週末はkitokiの商品撮影と備後デザインサロンのトークセッションで福山へ。kitokiも新作がまとまりパンフレット用の撮影です。kitokiのメンバー若葉家具は元来箪笥工場ですが今回初めて本格的椅子に挑戦して数度の試験を乗り越え、なんとか製品化にこぎ着けました。同じくメンバーの土井木工では、ローテーブルの脚を向きを変えて取替えるとテーブルになるという便利な道具も完成。その他にもソファやTVキャビネットも新登場で11月のIFFTの準備が着々と進んでいます。夕方からは備後デザインサロン。地元のメーカーとデザイナーが集り備後地域デザイン推進活動です。地元のソファメーカー、心石さんが中心となり良いサロントークとなりました。

中小企業庁長官賞

今年のグッドデザイン賞が発表され、我々の製品と共に宮崎椅子製作所が中小企業庁長官賞を頂きました。ここ数年の企業姿勢について評価されたことは、我々にとっても喜ばしい出来事です。なにやら大賞候補にはAKB48が選ばれているとの事で、今年のグッドデザイン賞は世間でも話題になっています。授賞式には宮崎さんが出席しますのでAKB48との競演となりそうですね。ハハ