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最新10件 過去のニュース: タイトル一覧 月別一覧

北本心ノ診療所→池さんの家

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北本心ノ診療所も無事に引き渡しを終えました。これから諸検査をうけて4月1日の開業にむけてもうひと踏ん張りです。引き渡しのあとは、6年前に出来上がった池さんの家へ。こちらは家が出来たと同時に生まれたYちゃんが4月から小学生。2階の屋根裏部屋にデスクと書棚を一緒に作る為に伺いました。Yちゃんは壁の下地探しから、電動ドリル、のこぎり、紙ヤスリにオイル仕上げを一通りこなして大活躍。妹のAちゃんもちょこまかちょこまか大声を出しながら手伝ってくれました。出来上がったデスクと書棚は既にお気に入りのようで、お母さんとの取り合いになりそうです。

伊勢丹新宿店

伊勢丹新宿店で3月2日から幾つか関わっているプロジェクトがお披露目です。
■min
伊勢丹オリジナル定番食器の開発を一年以上続けていました。ボーンチャイナでは世界的に有名な金沢の陶磁器メーカーNIKKOと伊勢丹スタッフとの開発です。NIKKOは日本硬質陶器という名前から分かるように硬質陶器から始まったメーカーで、現在硬質陶器をつくっているメーカーもNIKKOくらいのようです。今回はNIKKOの特色である硬質陶器を使い素材の特性である軽量.保温性.質感のいい「日本の顔をした洋食器」をつくりました。シリーズ名のminは、まこと+伊勢丹+NIKKOの頭文字を並べています。5階洋食器売場で発売開始です。
■kaico+
琺瑯のキッチンツールkaicoに、北欧のデザイナー3名の楽しいパターンの入った限定品が発売されます。常々kaikoに色をつけたいと思っていたので嬉しい出来事です。こちらは5階キッチン売場での数量限定発売となります。
■菜の花暮らしの道具店
小田原の和菓子菜の花が生活道具を扱うお店「菜の花暮らしの道具店」が3月15日迄の期間限定で出展します。3月5日(土)15:00から菜の花店主の高橋台一さんとトークライブを行います。こちらは5階和食器売場です。
現在、明治通沿いのショーウィンドには、minとkaico+がきれいに並べられています。

神魂神社

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島根県立美術館での安野光雅の絵本展のオープニングに立ち会い改めて原画を見ると、絵本で印刷された状態では気がつかない色や透明感があり「絵画」としての質の高さにも脱帽でした。その「絵画」のなかにも安野光雅さんらしいウィットに飛んだ仕掛けや思想.哲学が線の一本一本に現れています。まさにデザインの思考にかなり近いように汲み取りました。その後、出雲蕎麦をいただき、美術館の学芸委員の勧めで、神魂神社と出雲大社に寄り道。神魂神社はあまり知られていませんが国宝で日本最古の大社造り。鎮守の森のなかに質素に佇み、石段も熊野古道のように寂れた姿が心に留まります。そして建築と環境とのあり様がとても良く、昔からこのままという様子で変わらぬ強さをひしひしと感じました。出雲大社は残念ながら修繕中で大社の姿は見れませんでした……。

安野光雅の絵本展/島根県立美術館

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安野光雅の絵本展が島根県立美術館で無事にスタートを切りました。これから1年3ヶ月の全国巡回となります。制作に関わっていただいた什器担当の伊藤さん、ふしぎABC現物製作の木工家の藤崎さん、木製キャプション製作のテーブル工房kikiの皆さん、額製作のフレームマンさん、本当にありがとうございました。

またまた現場回り

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年度末間近で事業や工事のまとめで現場回りが続いています。埼玉の北本心ノ診療所と某神社、中津川のasahineko。今日は明日から開催される「安野光雅絵本展」の設営で島根県立美術館に来ています。昨夜「展示ケースが揺れます!」との連絡が美術館から入り、急きょ制作の伊藤さんと大場さんに補強材を用意してもらい、現在電気ドリルを片手に握り締めて作業中です。その他、思いもよらぬトラブルが起こっていますが、明日までにはなんとかなると思います…..。

北山丸太

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週末は北山丸太プロジェクトの試作確認で京都の家具工場へ。3アイテムが勢揃いで全て絞り丸太を構造的構成に使用して見た目も感触もなかなかです。ただTVボードに違和感があり現場で皆と再検討を行い京都らしい解決方法が見つかり次の試作に繋がりました。その後、急遽大阪でのプロジェクトの打ち合せ。こちらはまだ素材もアイテムもお知らせ出来ませんが地道に良い方向に進んでいます。
次の日は舞台美術家の堀尾幸男さんに声を掛けていただき天王洲銀河劇場で三谷幸喜さんの舞台「三谷幸喜生誕50周年/ろくでなし啄木」を観劇。たった一日の出来事を三人だけで演じ舞台美術もきわめてシンプルにも関わらず、あっという間の2時間45分。空間.時間の捉え方、固定観念をもたない鮮度の高い脚本、そしてなによりも演出家としての立ち位置がきちんとしていて、同じ年齢の三谷幸喜さんに大きな刺激を頂きました。

端材

今月2月号の全日空「翼の王国」のコラムのお題は「端材」です。全日空が徳島に就航復活という時期とも重なり、徳島のテーブル工房kikiさんへお邪魔して端材を使った道具づくりの話です。道具と言っても日常の道具ではなく、小泉ゼミの学生達がデザインに関わるときに一生使かえる道具の話です。今回の取材はゼミ生も同行してのにぎやかな合宿取材となりました。取材中には現地でつくるはずの道具が精密に出来ない事がkiki店長の一言で判明し、急遽「道具をつくるための道具」を製作することになりました。この「道具をつくるための道具」がなかなか美しく便利な道具になりまして、いまでは隠れた人気商品となっています。テーブルkikiの皆さん、いつもお世話になります。

現場周り

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昨日は早朝から銀座松屋、能作さんの売場の引き渡し。デザインコレクションから続く通路沿いのとてもいい場所です。通路の向かいはヨーガンレールのババグーリで、この周辺の印象が激変したので今日の開店が楽しみです。その後、現場で制作をしてくれた伊藤さんと別件の打ち合わせ。続いて能作さんとtckwの立川さんとで今後の能作についての作戦会議。その後プランテーションの展示会で新商品の確認と今期の店舗の打合せ。次は北本心ノ診療所の現場確認。既に曲面壁の板が貼られていていい感じ。最後は新宿の某百貨店のオリジナル食器が3月にデビューの為、最終の製品確認とお披露目方法の確認。こちらは日本の顔をした洋食器が完成しました!

乗用玩具

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子供用品のデザインをする機会が増えています。食器、デスク、椅子、玩具と子供になった気分で楽しく関っています。最近では乗用玩具というカテゴリーで、タイヤのついた「くるま」や、木馬のように揺れる「ゆらゆら」という道具ができあがりました。この玩具はゴムの樹液を採った後の廃材となる材料を使用して成型合板の技術で形にしています。「くるま」も「ゆらゆら」も同じ「型」で曲げた成型合板を使用して、その成型合板の端材で「ゆらゆら」の取手や「くるま」のハンドル部を作り、出来るだけ材料を使わないものづくりにも挑戦しています。もちろん厳しい安全基準にも合格していますので、安全かつ軽量で楽しい道具となっています。現在販売が限定された店舗のみになっている為、なかなかお目にかかれないと思いますが、じわりじわりと伝わる事を願っています。ちなみに同じシリーズでスタッキング子供椅子もありますので「こいずみ道具店」HP内の●取扱商品一覧を覗いてみてください。

kaico maru

白い琺瑯シリーズkaicoに丸形キャニスターが出来て一年が経ちました。キャニスターと言っても保存容器の形ではなく、普段使う「器」に蓋が付いて保存出来る形です。蓋も職人さん達のこだわりで、琺瑯に幾つもの工夫をしてシリコンパッキングを仕込んでいますので、液体も食材も安心して保存出来ます。昨日の読売新聞夕刊のコラム「いま風」に、このkaico maruを大きく取り上げてもらいました。このコラムはクラフトバイヤーの日野明子さんの連載で、美味しそうな食材と共に美しく紹介して頂きました。

信濃境-小諸-池袋

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雪中に車での巡業でした。今年は積雪地域の仕事が多い為、生まれて初めてスタッドレスタイヤを完備していた為に滞りなく業務完了です。信濃境は野沢正光さん設計の住宅に納める家具デザイン。家具といっても建築に寄生する小空間をつくっています。現場は大工工事がほぼ完了し家具屋さんとの打ち合わせです。すでに小空間の区画が出来上がり建築との差異が面白くなりそうです。その後八ヶ岳の脇を抜けて小諸へ。こちらはフォームレディの竹原さんと一緒に食堂等でお馴染みのメラミン樹脂食器のメーカーを訪問。メラミン樹脂の技術を生かして木屑と漆を合わせた新素材を開発中で、なにかお役に立てないものかと模索中です。そして、都内に移動して池袋で打ち合わせ。こちらも樹脂系の素材を使ってのプロダクトの開発。めずらしく天然素材ではなく化石素材に挑戦中です!

安野光雅の絵本展

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数ヶ月前から仕込みを続けていた絵本作家、安野光雅さんの全国巡回展が2月25日から始まります。最初は安野さんの故郷の島根の美術館からです。展覧会準備のため週末は徳島のテーブル工房kikiさんでキャプションパネルの製作。今日は藤野の木工家、藤崎さんのアトリエで展示物の最終確認を行ってきました。40歳頃迄木工の先生だった安野さんの絵本には沢山の発想が隠れていて、今回も絵本を沢山拝見して見る度ごとに発見がありました。なによりも物の見方と思考の視野の広さには脱帽です。安野さんの絵本は子供から大人迄、そしてデザイン教育にも多いに役に立つのではないかと思います。来年は授業で使わせてもらおうかな……。さて巡回展は、安野さんの世界を8つの章に編集し、原画と共に楽しくワクワクするような仕掛けを少しだけ用意して、来場者の皆さんに発見と感動をして頂きたいと思っています。展覧会の詳細情報は後日お知らせします。

徳島

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今年初めての徳島ワークショップ。初日の宮崎椅子製作所では製品の開発を少しお休みして、地盤固めのための会議と今後の活動についてのビジョンを確認。夜は村澤デザイナーの製品が10.000脚突破のお祝いで、工場内をパーティー会場に設え、全国からも美味しいものが沢山集り、スタッフと関係者の皆さんとともに美味しい時間となりました。2日目のテーブル工房kikiでも製品の開発はお休み。こちらは空間プロジェクトが潜行中です。

現場まわり

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今日は朝から現場まわり。朝一番で川越の物件で空間のプレゼンテーション。こちらは山口信博さんとの仕事で、プランも概ねOKを頂き図面作業にとりかかれます。その後、北本心ノ診療所の現場確認。こちらも順調で今月末に引き渡しが出来そうです。最後は東京ビックサイトのギフトショー/能作ブースへ。しばらく外から見ていましたが、常に人が入っている盛況状況が続き、新たな受注も沢山頂いているようです。閉館後はブースの撮影。ナカサ&パートナーズの辻谷さんにしっかりと撮って頂きました。さて、明日からは久しぶりの徳島ワークショップで、ものづくりの地盤を固める2日間になりそうです。