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漆のカトラリー

銀座目利き百貨街2も明日が最終日です。25日搬入,26日オープニング,27日会場撮影,28日三谷龍二さんとのトークと毎日のように銀座通いが続きました。今回も49名の出展者のひとりでもあり「こいずみ小道具店」として「漆のカトラリー」を出品しています。これは使い捨ての木製カトラリーの形に手を掛け形を整えた後に、香川の一和堂さんに漆を施してもらいました。漆を施すことで「使い捨て」の道具が「持続可能」な道具へと変わり、身近に漆を使ってもらう事を試みです。60本程のカトラリーを用意したのですが既にのこり僅かとなっているようです。東京は現在台風17号が通過中で大荒れですが、明日の最終日はお天気になりそうです。
(写真後日UP)

銀座目利き百貨街2

2010年に行われた「銀座目利き百貨街」につづき今年も「銀座目利き百貨街2」が9月26日から行われます。今回は日本デザインコミッティのメンバー21人に28名のクリエーターが加わり総勢49名での展覧会+販売会です。出展者の皆さんが「目利き」というフィルターを透した品々が集り、ここでしか買えないものが沢山集ります。会期中には参加メンバーのトークイベントも行われ28日(金)には三谷龍二さん+小泉の会も予定されています。
■銀座目利き百貨街2
2012.9.26(水)-10.1(月)
10:00-20:00
銀座松屋8階
入場料/一般800円 学生600円
主催/日本デザインコミッティ
世話人/原研哉.佐藤卓.小泉誠
企画.編集/原研哉
会場デザイン/小泉誠
グラフィックデザイン/佐藤卓

北山丸太

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今日は新幹線の始発で京都へ。恒例の全日空機内誌のコラムの取材で村角カメラマンと長町ライターと一緒です。今回のお題は「北山丸太」で600年の歴史を遡る取材です。現地は7月の大雨で荒れ果てて、車で山中に入れず徒歩で取材地巡りでしたが、当時の丸太運搬の大変さも実感できて良い体験となりました。そして、いつもながら生産者の皆さんの地道な努力と苦労の末に出てくる言葉には心を打たれます。
帰り際には旧友の吉田さんと駅前で一杯。互いに夫々のトレーニングを重ねた上での、良い話が出来ました。

新土佐板

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四国巡業の2日目はフォームレディの竹原さんとF社の皆さんも合流して高知の土佐龍さんへ。お久しぶりの池社長も元気一杯。世界一薄い木製まな板「土佐板」の製作担当の笹倉さんとも久しぶりにワークショップを共有しました。今回は午前中2時間くらいのワークショップで10数個の「板」をかたちづくり、皆で今後のビジョンを共有して幾つかの形を二次試作へと進めました。帰りの寄り道で高知市内でいつも製品を扱っていただいている門田さんのお店「木蔵」へ。いつもながらのいたずら心で、門田さんには内緒での来店でしたが期待通りのリアクションをして頂きました。

徳島でざわざわ

今週末の巡業は四国。11月の宮崎椅子個展の会場で現場調査とイメージづくり。場所は目の前が運河の倉庫でとてもいいところ。その後宮崎椅子で組合事業、新作確認、おとしもの展ミーティング。工場ではUUソファの初回ロットが出荷中で張り担当の森本さんとクッションの最終確認。ちょっとの事でとてもよくなりました。宮崎椅子でのミーティングが慌ただしく終了し、テーブル工房kikiの目前を通って次の本林木工へ。(実はこの時テーブル工房kikiでは新事務所のデスクの天板を加工中。みたかった!)本林木工では開発家具の初回ミーティング。2アイテムの試作が無事にスタートできました。

日々かわる空気

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再来週からの銀座松屋で始まる「銀座目利き百貨街2」の会場デザインと、同時に「こいずみ小道具店」としての出展準備。つづいて来月早々に始まる金沢21世紀美術館での「繋ぐ力」展の会場デザイン。そして11月に徳島で行われる「デザイナーたちのおとしもの3/椅子とテーブルあるでないで」と同時開催の「宮崎椅子cafe」の会場デザイン…..。なにやら家具デザイナーなのに展覧会の会場づくりで追われています。そんな最に中も新たな空間づくりが着々と進んでいます。限られた空間でパズルのように組合せを幾つも考えた結果、狭小の中でも良い距離感を感じる面白いパズルが組み上がりそうです!

土気

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久しぶりの住宅の仕事で始めての町「土気」に。穏やかな住宅街で徒歩1分には森のある大きな公園もありとても良い環境です。直ぐ近くには最近話題のホキ美術館があり、建築雑誌の写真では伸びやかな敷地の中での造形に見えたのでですが、なんと住宅街の狭間に造形が入り込み異様な空気感を醸し出していました。帰りは都内に寄り道でギャラリー・ルベインで行われている内田繁さんの家具展へ。モノ的な生活に媚びた家具ではなく、インテリアエレメントとしての家具の姿は、内田繁さんの哲学を表しとても強いものでした。自分自身の家具考にも背中を押された気分でした。

SD Review 2012

Living Art in OHYAMAの学生スタッフだったOB2人が、昨年からKAKI工房とVEGAにお世話になっています。理科大出身で冒険道具コンペ大賞の吉川君と小泉ゼミ出身でVEGA制作スタッフだった高草君。二人とも貴重な経験を経て、今回吉川君が富山の地域資源を活用した建築プログラムでSD Reviewに入選しました。9月12日から代官山ヒルサイドテラスF棟ヒルサイドフォーラムにて発表会を行いますので、どうぞご覧になってください。