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最新10件 過去のニュース: タイトル一覧 月別一覧

今年の修行合宿

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昨年は貫場さん広谷さんと能登の塩田で塩づくり。これが本当に厳しく苦しく大変だったおかげで夏を軽快に過ごすことが出来ました。今年は貫場さん広谷さんに加え、Koizmi Studioのスタッフ+富山大学でVEGAで土ブロックづくりにはげみました。この土ブロックは貫場さんが数ヶ月の間実験を積み重ね検証。8月のLiving Art in OHYAMAで広谷さんがつくる建物の素材になり、その後も地域と関わるメディアになる道具です。2日間で300個以上をつくり足腰脳みそもグラグラではありますが、途中で大岩寺の滝に打たれる修行に加え、冷え冷えの素麺+白玉団子と、みきさんのお料理という美味しい修行も混ざり、今年の夏もしっかりと乗り越えられそうです!

三条河原町

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公長斎小菅のお店が進行中。早朝から京都の現場で打ち合わせ。現場のホテルも建築工事が進みようやく内装工事開始で墨だし確認。天井高も3mあり伸びやかで奥行きのある空間になりそうです。朝からノンストップの打ち合わせも終わり現在富山に移動中。明日から修行合宿の始まりです………

ひさしぶりの都内

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国立市は東京都ですが、よく「都内にはいつ出てきますか?」と聞かれます。今日は朝から青山の山口デザイン事務所へ。十和田市現代美術館で行われる「加藤久仁生展」のサイン計画で山口信博さんと打ち合せ。そして現在進行中のキッチンツールシリーズambaiのロゴやパッケージの打ち合せを山口みどりさんと。その後、Plantationの今期新店舗の打ち合わせとつづき、銀座では日本デザインコミッティーの展覧会場デザインの打ち合せ。続いてデザインコレクションの選定会。その後、kaico(ホーローウェア)とキッチンツールambaiの打ち合せで日本橋へ……..。ambaiは9月にデビュ−で準備が佳境にないっています。包丁、まな板、雪平鍋、木蓋と、ここ数年かかって開発してきたアイテムがようやく完成です。

住宅特集2011.8月号

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住宅特集8月号に野沢正光さん設計の信濃境の週末住宅が掲載されています。この住宅の家具デザインを担当し誌面で野沢さんとの対談をさせて頂きました。この住宅はパッシブソーラーなどの建築的な性能を野沢正光さん、構造計画を稲山正弘さん、そしてインフィルを小泉が担当し、野沢さんの哲学のもと各々が得意分野で質を上げる作業を行い、環境や住み手にとって良好な住環境が生まれています。

有田

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全日空の機内誌「翼の王国」で有田に磁器の取材に来ています。日本の磁器発祥地となる泉山陶石の採掘場からスタートして陶土の加工場、型屋、窯元など、素材の素を探求していますが、皆さんのこだわりと意識の高さには驚かされるばかりで、さすが有田という感じです。泉山陶石ではtocoro cafeのお客さんに遭遇するなど、いつもながらのバッタリ体質も健在。その後訪問した鍋島焼の発祥地は厳しい山に囲われた僻地で、当時は関所もあり製法技法を秘密にして流出を避けていたらしく、その姿が風景の中からはっきりと読み取れます。日本の磁器の歴史の明暗をそれぞれ感じる取材となりました。

●「木の椅子展」から「灯しびとの集い」

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村上富朗の「木の椅子たち」展も大盛況のうちに2日間が終了。白段ボール箱を積んだ会場で椅子と道具を編集して、村上富朗さんと中村好文さんの思いを少しでも形にできたのではないかと思っています。Koizmi Studio のスタッフ、小泉ゼミ生、レミングハウスのOB+スタッフとの交流もでき、木工作家の方々からはウィンザーチェアの話もたくさん聞け、これも村上富朗さんのおかげだなと心から思える展覧会でした。そして今朝は早朝から大阪のクラフトフェア「灯しびとの集い」の作家選考会。今年もどんな作家さんが応募して来ているのか楽しみでなりません。ガラス作家の辻野さん、グラフの服部さん、サジの仲曽根さんらとともに、しっかりと選考をしてきます。
そうそう、なでしこJAPAN万歳です!!!

国際陶磁器コンペティション

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なでしこJAPANの前半を見終えたところで多治見に出発。暑さ日本一を競っている多治見ですがコンペの審査会場はエアコンが都内以上に効いていて久々に涼しい。コンペの審査も静かながらも激しい議論が続き、今日が賞決定の最終日となります。審査会修了後は刈谷に移動。刈谷美術館で始まる「安野光雅の絵本展」の会場設営の最終確認です。

デザインあ

NHK教育テレビで4月から子供向けデザイン番組が始まっています。「デザインの心」を伝えるがコンセプトで、今月の「デザインの人」のコーナーで登場しています。今度の放映は7月16日朝7時からです。

村上富朗の「木の椅子たち」展

30年前、恩師の中村好文さんから誘われ、ツリーハウスづくりで長野の小諸に通い続けた。その木の持ち主が木工作家の村上富朗さんでした。村上さんはウィンザー家具やシェーカー家具の印象が強いのですが、ニューヨークでの修業時代にはドナルド・ジャドの家具を作りコンテンポラリーな世界も経験しています。3ヶ月程前に中村さんから電話をいただき「村上さんの展覧会をしたい!」とのことで中村さん、佐藤重徳さん、入夏さんとともに南青山ライトボックススタジオでの展覧会の準備を進めています。既に使い手のもとに旅立った椅子達30脚が、再びひとつの場所に集ります。椅子に加え村上さんもこの展覧会に集る予定でしたが、残念ながら7月3日に亡くなられてしまいました…..。この展覧会がお別れの会になりますが、製作映像や型紙、道具などとともに村上さん空気を醸し出せればと思っています。
初日の17日16:30からは、中村好文さんを中心にトークイベントが行われますので、多くの皆さんに是非とも見て聞いてほしいと願っています。
■村上富朗の「木の椅子たち」展
2011.7  17(日) 14:00-19:00
18(祭) 12:00-18:00
ライトボックススタジオ青山2F
東京都港区南青山5-16-7
tel 03-5464-5628
協力:三春堂
展覧会実行委員:中村好文、小泉誠、佐藤重徳、入夏広親、谷進一郎
■トークイベント(ドリンク付き)1.000円
2011.7.17(日)16:30-17:00頃/その後18:30まで屋上で懇親会

九十九里

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炎天下+梅雨明けの九十九里へ工場視察。それもガラス工房で1300℃にガラスを溶かしている炉の目の前での視察。ともかく暑いのですが、職人の皆さんはてきぱきと作業をこなしています。職人の中には、昨年小泉ゼミを卒業した飲み長のモモコの姿も。先輩のアシスタントを一生懸命こなしていました。この工房にはショップやカフェも併設され、同行したI社のスタッフも「シャレオツー!」と感動。視察後は浜辺のハマグリハウスで工房の専務達と呑ミーティング。今後に繋がる視察となりました。

大川

kitokiとasahinekoが大川の家具展に出品とのことで久しぶりに九州の大川に行きました。朝一の便で福岡に着くと、どしゃ降りの大雨。そのためか会場の人も寂しげでしたがkitokiの会場は顔馴染みの販売店の方達で大賑わい。新作のサンドウィッチテーブル+鉄とディベッドも好評で、幾つか売場も決まりました。asahinekoは大川展に初参戦で、フォームレディーの竹原さんとメーカーの然さんがユニホームの法被を着ててんてこ舞い。その他のブースは訳あって全く見ませんでしたが、関西方面からのバイヤーも多数来場していました。その後、井上企画の工場で次期アイテムの打ち合せ。跡取りの隆裕さんからの面白い提案で次の目標が出来ました。その次は丸庄さんの工場で新作椅子の試作打ち合せ。こちらもウォールナットに漆仕上げと、いかにも丸庄さんらしい表現で、丸庄+小泉らしい椅子が出来上がりそうです。夜はasahineko+kitoki+アメリカ広葉樹協会のメンバーで、大川の地魚「えつ」三昧での激しい夜会となりました。

東北の家具

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wise wise の佐藤さんと、くりこま高原へ。地元のリーダー達とともに家具屋、建具屋、材木屋を巡る。家具屋さんも個性的な親方で話が進む気配あり。そして、材木屋さんがともかく意識レベルが高く、製材時にでる端材や残材や、乾燥時に出る木酢液までもを活用。自社で木材ペレット迄も製作しているなどエネルギー活用も含めて大きなビジョンに感動。その後、石巻、女川、南三陸をまわり帰路につきました。